金閣寺(きんかくじ)の第1層には阿弥陀三尊像(あみださんぞんぞう)がおかれ、平安時代の貴族の寝殿造(しんでんづくり)となっています。ここは金ではないのです!第2層は観音像(かんのうぞう)がおかれ、武士の武家造(ぶけづくり)になっています。第3層は、仏舎利(ぶっしゃり 釈迦の骨のころ)をおさめた仏堂(ぶつどう)になっています。金閣寺(きんかくじ)には、あの世の極楽浄土(ごくらくじょうど)をこの世に移した別世界の意味もありました。使う階級が違います。
銀閣寺(ぎんかくじ)は観音殿(かんのんでん)とよばれ、1階は武士の書院風(しょいんふう)、2階は仏堂風(ぶつどうふう)に作られ、静かな雰囲気(ふんいき)をただよわせています。使う階級が違います。